2010年5月16日日曜日

~たり~たり

動作や状態が繰り返されるときの表現をするとき,「歌ったり踊ったり」というように,「~たり~たり」と「たり」を繰り返すことで表現されます。

しかし,「歌ったり踊った」というように,「たり」を省略して表現してしまう人が多いようです。

辞書でも「~たり~たり」というように表現を繰り返して用いるというようなことを記していますので,正しい日本語は,「~たり~たり」でしょう。

編集の仕事を始めた頃から今に至るまで,今でも出回っている教材の中で,この間違いを多く見かけます。

文が長くなりすぎるのを嫌うために,2つ目の「たり」を削除してしまうのかもしれませんが,日本語として間違っているようなので,正しい日本語を用いなければなりません。


ネット上でも同じ疑問を持つ人がいないかと検索してみたところ,NHK文化研究所のサイトでも解説が載っていたので,ご紹介します。

http://www.nhk.or.jp/bunken/research/kotoba/kotoba_qq_06020601.html

正しい日本語を使用するというのも,なかなか難しいものです。

金星と月

本日は自宅にて仕事をしていました。

夕方5時過ぎまで仕事をし,そのあと食事に出かけました。

19時頃帰ってくると,西の空に三日月と金星が並んでいるのが見えました。

これはチャンスと急いで部屋に戻りカメラを手にし,それを写真に収めました。



また,その1時間後にも,もう一度写真に収めておきました。



このような天体上の特別な日が,休日と重なることはなかなかありません。

今日は仕事を持ち帰っていたために外出もせずに自宅にて仕事をしていたため,運良くこのような写真を撮ることができました。

植物の写真もそうですが,自然現象を写真に収めるのは,タイミングを逃すと何日,何週間,何か月,何年,…というように,しばらく写真に収めることができなくなります。

今日は本当に,運の良い日でした。

トホシテントウ

本日は仕事でした。

といっても,出社したわけではなく,ある会議のための外出でした。

その会議も午後3時過ぎには終わったので,そのまま帰るのがもったいなくなりました。

そこで,外出先からの帰り道に代々木公園があったのに気づき,原宿駅で途中下車し,1時間半ほど代々木公園に寄りました。

わたしの趣味のひとつに,動植物の写真を撮影して,帰宅後その動植物の名前を調べるというのがあります。

なかなかすべての動植物の名前を同定するのは難しいのですが,わからないなりに調べている時間が楽しいものです。

特に春になると,足元にいろいろと花が咲いているのがよく目に入るようになるので,わくわくしてきます。


さて,花というのは季節ものでもあるので,いつでも写真に残せるというものではありません。

そこで,最近はカメラを持ち歩いていることが多いのですが,今日も運良くカメラを持ち歩いていたので,写真に残したい動植物はないかと,下を見ながら公園を歩き,良い対象を見つけたら,しゃがんで写真撮影をしました。

しかし,スーツ姿でしゃがみこんで写真を撮っている姿は,傍から見たらかなり怪しい人だったかもしれません。


撮った写真の中で,ちょっと公開したくなったのが,トホシテントウです。

全国的に一般的なのかどうなのかわかりませんが,わたしとしてはかなり珍しいテントウムシのなかまです。





このトホシテントウはハルジオンにとまっていました。

この時期ハルジオンはあちこちに見られるので特に珍しくもないのですが,何となく気持ちが引き寄せられたハルジオンをみると,この写真のトホシテントウがいました。

うれしくなって10分近く写真を撮ったり眺めたりしていました。


このような動植物の写真もかなりたまってきたので,また別のブログで公開したいなと,最近考えております。

2010年5月13日木曜日

「ら」抜き言葉と「い」抜き言葉

会話等の口語でよく使用されている「ら」抜き言葉や「い」抜き言葉を,教材等で使用するのはご法度です。

教材制作に携わっている人は当たり前のように分かっていることだとは思います。


しかし,教材以外の書籍や雑誌における「ら」抜き言葉や「い」抜き言葉の多様が最近目立つようになった気がします。

また,広告や商品パッケージなどでも,最近,気になるほどに「ら」抜き言葉や「い」抜き言葉を見かけます。

「ら」抜き言葉や「い」抜き言葉がここまで氾濫していると,教材制作をしている私も,ときどき自分が間違っていたのかな・・・と感じてしまいます。

まわりに流されず,正しい言葉を使っていきたいものです。

2010年5月9日日曜日

外国人名の表記

中学までの教材ではあまり気にすることはありませんが,高校以上の教材になると,法則等を発見した研究者の名前をカタカナで表記することが多くあります。

そんなとき,どのようなルールでカタカナ表記をしたらよいのでしょうか。

今回は,特に個人的に気になっている,姓と名の間の「・」について取り上げたいと思います。


たとえば,中学で出てくる「メンデル」ですが,オーストリア生まれで,本名を「Gregor Johann Mendel」と表記します。

ちなみに,「Gregor」は修道名,「Johann」は名,「Mendel」は姓だと思われます。
(間違っていたらすみません)

これをカタカナ表記すると,多くの場合,「グレゴール・ヨハン・メンデル」となります。

現地の表記では「・」を入れていないのに,なぜカタカナ表記をすると「・」を入れるのでしょうか。

「グレゴール ヨハン メンデル」だと読みにくいからだと思われますが,日本人名の場合は「湯川秀樹」のように,姓と名の間を空けることはありませんし,もちろん「・」を入れることもありません。

そうなると,日本人名と同じように間を空けることもせずに,「グレゴールヨハンメンデル」もよいような気もしますが,やはり少々読みにくいです。

実際,教科書や教材等を見ていると,各社のルールがあるようで,取り上げた上記の例はすべてどこかしらで用いられているようです。

個人的には間を空ける形が原型に最も近いので好きなのですが,和文に欧文スペースを用いても,少々狭すぎて空きが目立たないので,2分アキくらいがちょうどよいかなと思っております。

ちなみに,空きを全角アキにしているところもありますし,「・」を半角送りにしているところもあるかもしれません。

どれが正しいというものではないと思いますが,少し気にして見てみると面白いと思います。

2010年5月7日金曜日

セロハンテープとステープラー

教材に限らず,セロハンテープとステープラーが紙面上に出てくることはあると思います。

このセロハンテープとステープラーという表記ですが,注意が必要です。

日常会話では,セロハンテープのことを「セロテープ」ということがあると思います。

この「セロテープ」という表記は,ニチバン株式会社の商標です。

そのため,教材上では「セロハンテープ」と表記する必要があります。

では,ステープラーはどうでしょうか。

人によってはあまり聞きなれない名称かもしれませんが,ホッチキスのことです。

ここで取り上げたので「ホッチキス」が商標かと思われるかもしれませんが,現在,文房具分野での商標は失効しているようです。

そのため,「ホッチキス」と用いてもよいのですが,英語での一般名称がステープラーであるため,教材では「ステープラー」を用いたほうがよいでしょう。

なお,JIS企画上での表記は「ステープラ」と,最後の音引きはつけないようです。

2010年5月5日水曜日

共存

昨晩,『生物多様性スペシャル 最後のいっぴき物語』という番組を見ました。

絶滅のおそれのある野生動物の種の保存について,理科教材編集者として何かできることはないかと,少し考えさせられました。


さて,その番組を見ていて耳に入った言葉に,「共存」がありました。

これは,「きょうそん」と読みます。

意外と「きょうぞん」と読んでいる人が多いのではないでしょうか。

日常生活では「きょうぞん」と読んでも許容とされているので,ルビ等で「きょうぞん」と振られていても気づかずにいってしまいがちですが,正しくは「きょうそん」です。

このように,日常生活では許容としてしまう読みが多々あります。

そのようなものは,普段から意識して読むように心がけるとよいかと思います。