天気予報などで,ときどき「平年並み」という言葉を聞くと思います。
このときの「平年」とは,気象庁では30年間の平均値を用いているのですが,この30年間とは,西暦年の1の位の数が1になるときに更新されます。
つまり,2011年である今年,10年振りに更新され,1981年~2010年までの平均値がこれから(4月から)用いられることになります。
言い換えれば,昨年までは1971年~2000年までの平均値を「平年」と言っていたということになります。
この影響はかなり大きく,たとえば昨年までは「平年より気温が高い」と言っていたところが,過去10年が平年より高かったのであれば,昨年と同じ気温であったとしても,今年からは「平年並み」になるということです。
教材作成にはあまり影響はありませんが,知っていると損はないかもしれません。