2012年2月25日土曜日

デンプンが分解されて

今日は我が子が,昼寝をほとんどせず,そして夕飯後にも眠くならず,23時の少し前に寝付いてくれました。

23時前に寝付いてくれると,自分の時間を作ることができて,大変嬉しいです。

最近切に,FUNKY MONKEY BABYSの「ヒーロー」という歌が心に響くのですが,特に響く部分は「身体に鞭打って家族サービス また迎える月曜日」という部分です。

1週間のうち,月曜の朝が一番疲れている気がする今日この頃,子育ては本当に大変ですね。

まあ,それ以上に嬉しく楽しいことが多いのが子育てでもありますし,いろいろと考えさせられることも多く勉強にもなります。



さて,新しい教科書では,デンプンが分解されたものを「糖」とは表記されなくなりました。

以前の教科書では,だ液の実験などで,「デンプンが分解されて糖ができる」と表現されていました。

そして,ベネジクト液の反応において,加熱して赤褐色の沈殿ができると,「糖ができていることがわかる」という表現になりました。


しかし,そもそもデンプンは多糖類という分子構造の大きい糖であり,分解されてできたものが,二糖類の麦芽糖や単糖類のブドウ糖などの,分子構造の小さい糖です。

つまり,分解されて糖になるという表現は,言い換えれば「糖が糖になる」という,訳の分からない表現だったので,より正確な表現になったということでしょうか。

もし,新しい教科書ベースで中学生に伝えるのであれば「大きな糖が分解されて小さい糖になった」というと,少しわかりやすいかもしれません。

いずれにしても,麦芽糖が載っている教科書もあれば,「ブドウ糖が2つや3つつながったもの」であったり,「ブドウ糖がいくつかつながったもの」であったりと,教科書によって表記が異なるので,どのような表現にすべきかは,ケースバイケースで使い分ける必要がありそうです。