2013年9月10日火曜日

割り付けとレイアウト

業界用語の違いについて,今回も書いておこうと思う。

今回は,「割り付け」と「レイアウト」である。

私がこの業界に入ったきっかけは,印刷会社でのオペレーターアルバイトとしてである。

その当時アルバイトをしていた印刷会社では,1ページにどのようの文字を配置するかということを「割り付け」と呼び,その設定を「割り付け設定」などと呼んだ。

大学卒業後にプロダクションに入ると,ちょうど版下や写研,DTPなどが入り混じる時代であり,「割り付け」と同意で「レイアウト」という言葉がよく耳に入るようになってきた。

いまでも「均等割付」などはよく聞くし,InDesign上にも「割付」という用語は用いられていた記憶があるので,完全に消えた用語ではないが,若い編集者からはあまり聞かなくなった用語であるのは確かな気がする。

まあ,雑誌などのように,割り付けなど関係なく,見栄え良く情報を紙面に配置していくようなものが増えてくると,そもそも割り付けではなく,それはレイアウトであるので,今となってはレイアウトのほうがしっくりくる用語かもしれない。

特に若いデザイナーさんなどは,割り付けなどという感覚は持ちあわせていない方も多くいるようで,古い頭の私などがデザイン案を見たりすると,テキストが綺麗に割り付けられておらず,すごく気持ち悪い感覚を覚えたりすることもある。

いずれにしても,いまとなっては「レイアウト」のほうが主流なので,主流に流されるしかないのが現状である。