ここ2週間ほど仕事がかなり忙しく,帰宅後にブログを書く余裕がありませんでした。
気がつけば明日から8月。月日は経つのが早いです。
さて,公立高校入試対策模擬試験問題作成の第3回目,STEP3です。
今回は,表現の統一についてです。
入試問題というのは,都道府県ごとに問いかけに対する表現に特徴があります。
もちろん入試問題に限らず,一般的な問題集を作成する際でも,表現を統一させることは,編集上の基本の一つでもありますが,そっくり問題を作成するには,より丁寧に分析する必要があります。
「次の問いに答えなさい。」「あとの問いに答えよ。」などの表現から始まり,「次のア~エから選べ。」「次のア~エから最も適当なものを一つ選んで,記号で答えよ。」などなど,表現で気にすべきところは山ほどあります。
県によっては,大問,中問,小問,枝問と,それぞれ微妙に特徴があるものがあったり,「1つ」と「一つ」が混ざっていたりと,独特な部分は多々あります。
大きな特徴は簡単に拾えますが,大きな特徴以外の微妙で独特な特徴をどれだけ拾えて,どれだけそっくりにできるかが,模擬試験問題作成では重要です。
というよりも,本来は最低限やるべき作業であり,各都道府県の表現の特徴を押さえることは,模擬試験問題作成における,最低限のレベルでもあります。
表現の統一というのは,簡単なようで奥が深く,完全にそっくりにさせるのは,なかなか難しい作業です。
最低限やるべき作業ではありますが,その最低限のレベルの問題に達するための分析力は,問題作成者の力の入れ方が顕著に出る部分だと個人的には思っています。
この表現の分析は簡単に済ませず,しっかりやってもらいたいものです。
2010年7月31日土曜日
2010年7月18日日曜日
天体の問題
天体の問題を作成するときに,天球上の星座の動きの図を示すことがあります。
そんなとき,過去問などから図を引っ張ってくる方も多いと思いますが,それだとどこかで見たような問題になってしまいます。
できればオリジナルの状況を作って,作問したいものです。
そこで役に立つのが,シミュレーションソフトです。
フリーで使用できるシミュレーションソフトもあるので,それを使用すればオリジナルの状況設定も簡単にできます。
例えば,「Javaアプレットで天体観測/星座早見盤」という次のサイトを利用してはどうでしょうか。
http://www.u-sys.net/seiza/seiza4/seiza4.html
観測地点も設定できるので,県版模試の作成などでは,実施都道府県と模試実施日付近に設定するなどすれば,県版模試としては少しレベルの高い問題が作成できると思います。
そんなとき,過去問などから図を引っ張ってくる方も多いと思いますが,それだとどこかで見たような問題になってしまいます。
できればオリジナルの状況を作って,作問したいものです。
そこで役に立つのが,シミュレーションソフトです。
フリーで使用できるシミュレーションソフトもあるので,それを使用すればオリジナルの状況設定も簡単にできます。
例えば,「Javaアプレットで天体観測/星座早見盤」という次のサイトを利用してはどうでしょうか。
http://www.u-sys.net/seiza/seiza4/seiza4.html
観測地点も設定できるので,県版模試の作成などでは,実施都道府県と模試実施日付近に設定するなどすれば,県版模試としては少しレベルの高い問題が作成できると思います。
2010年7月17日土曜日
公立高校入試対策模擬試験(2)
県版模試について第2回目,STEP2です。
理科の入試問題を分析する上では,どのような問題が何問ずつ,出題されているかというのを把握するのは重要です。
・選択問題
・用語記述問題
・短文記述問題
・順番整序問題
・作図問題
・文章穴埋め問題
などなど,ほかにもあると思います。
また,それぞれについても,細かく分析する必要があります。
選択問題であれば,
・選択肢はいくつか。
・用語選択か短文選択か。
・用語選択の選択肢の中の傾向はどのようになっているのか。
「上がった」「下がった」,「右回り」「左回り」などの単純なものなのか,すべての選択肢がまったく異なったものなのか。
・選択肢に理科以外の用語が扱われているのかいないのか,造語的なものが入っているのかいないのか。
・同じ学年内,分野内など,どのような範囲の中で選択肢が構成されているのか。
など,県ごとの入試を見ながら,選択肢の傾向を読み取る必要があります。
用語記述問題では,
・どの学年のどの分野・内容からの出題が多いのか。
・どのような場面で用語を聞いてくるのか,実験・観察問題等でも出題されるのかどうか。
など。
短文記述問題では,
・だいたい何文字くらいの解答を要求されているのか。
・用語説明的なものか,実験・観察における操作の意味的なものなのか,現象を説明させるものなのか。
・使用する用語を提示するのかしないのか,また提示する場合は1つなのか複数なのか。
・書き出しや書き終わりを指定することがあるのかないのか。
など。
順番整序では,
・どのようなものの順番整序なのか。
・実験の操作手順,事象の変化の順序など,どのような分野のどのような場面が多いのか。
・いくつくらいのものを並べ替えるのか。
・並べ替えは記号を使うのか数字を使うのか。
など。
作図問題では,
・どのような作図が出されているのか。表を読み取らせてグラフをかかせるものや,時間が経ったあとのようすをかかせるものなど,作図のパターンはどのようなものか。
・グラフ作図の場合は,数値・単位まで記させるのか。
など。
文章穴埋め問題では,
・穴はいくつあるのか。
・穴埋めは記述か選択か。選択なら語群があるのか,選択肢の傾向は。
・どのような分野のどような場面設定で出題されることが多いのか。
など。
とりあえず,上記に記したのは,分析する上でのほんの一部です。
実際は,入試問題と向き合いながら,気づいた傾向にあわせて過去3~5年分を分析する必要があります。
分析は慎重に,かつ丁寧に,なるべく多くの傾向を見つけることにエネルギーを注いでいきます。
理科の入試問題を分析する上では,どのような問題が何問ずつ,出題されているかというのを把握するのは重要です。
・選択問題
・用語記述問題
・短文記述問題
・順番整序問題
・作図問題
・文章穴埋め問題
などなど,ほかにもあると思います。
また,それぞれについても,細かく分析する必要があります。
選択問題であれば,
・選択肢はいくつか。
・用語選択か短文選択か。
・用語選択の選択肢の中の傾向はどのようになっているのか。
「上がった」「下がった」,「右回り」「左回り」などの単純なものなのか,すべての選択肢がまったく異なったものなのか。
・選択肢に理科以外の用語が扱われているのかいないのか,造語的なものが入っているのかいないのか。
・同じ学年内,分野内など,どのような範囲の中で選択肢が構成されているのか。
など,県ごとの入試を見ながら,選択肢の傾向を読み取る必要があります。
用語記述問題では,
・どの学年のどの分野・内容からの出題が多いのか。
・どのような場面で用語を聞いてくるのか,実験・観察問題等でも出題されるのかどうか。
など。
短文記述問題では,
・だいたい何文字くらいの解答を要求されているのか。
・用語説明的なものか,実験・観察における操作の意味的なものなのか,現象を説明させるものなのか。
・使用する用語を提示するのかしないのか,また提示する場合は1つなのか複数なのか。
・書き出しや書き終わりを指定することがあるのかないのか。
など。
順番整序では,
・どのようなものの順番整序なのか。
・実験の操作手順,事象の変化の順序など,どのような分野のどのような場面が多いのか。
・いくつくらいのものを並べ替えるのか。
・並べ替えは記号を使うのか数字を使うのか。
など。
作図問題では,
・どのような作図が出されているのか。表を読み取らせてグラフをかかせるものや,時間が経ったあとのようすをかかせるものなど,作図のパターンはどのようなものか。
・グラフ作図の場合は,数値・単位まで記させるのか。
など。
文章穴埋め問題では,
・穴はいくつあるのか。
・穴埋めは記述か選択か。選択なら語群があるのか,選択肢の傾向は。
・どのような分野のどような場面設定で出題されることが多いのか。
など。
とりあえず,上記に記したのは,分析する上でのほんの一部です。
実際は,入試問題と向き合いながら,気づいた傾向にあわせて過去3~5年分を分析する必要があります。
分析は慎重に,かつ丁寧に,なるべく多くの傾向を見つけることにエネルギーを注いでいきます。
2010年7月14日水曜日
公立高校入試対策模擬試験(1)
公立高校入試対策模擬試験,いわゆる県版模試です。
県版模試を作成する際は,過去の3年から5年の各県の入試問題を分析し,そして直近の入試に傾向を近づけて作成します。
この「分析」について,これから何回か記していきたいと思います。
とりあえずSTEP1
基礎中の基礎ですが,まずは大問数・小問数・枝問数などの基本的な数を把握します。
過去3~5年を見て,何問ずつ出されているかを把握します。
もちろん大問ごとの小問数や,小問ごとの枝問数なども把握します。
そして配点。それぞれの大問・小問・枝問がどのように配点されているか把握します。
続いて問題がどの範囲からどれだけずつ出題され,大問ごとに出題形式が決まっているか把握します。
物・化・生・地のバランス,学年のバランスなどを把握します。
という感じで,基礎中の基礎の数の把握です。
問題作成にとりかかるまでの道のりは,まだまだ険しく,この段階では,まだ靴すら履いていない状態です。
とりあえず,今回はここまでです。
県版模試を作成する際は,過去の3年から5年の各県の入試問題を分析し,そして直近の入試に傾向を近づけて作成します。
この「分析」について,これから何回か記していきたいと思います。
とりあえずSTEP1
基礎中の基礎ですが,まずは大問数・小問数・枝問数などの基本的な数を把握します。
過去3~5年を見て,何問ずつ出されているかを把握します。
もちろん大問ごとの小問数や,小問ごとの枝問数なども把握します。
そして配点。それぞれの大問・小問・枝問がどのように配点されているか把握します。
続いて問題がどの範囲からどれだけずつ出題され,大問ごとに出題形式が決まっているか把握します。
物・化・生・地のバランス,学年のバランスなどを把握します。
という感じで,基礎中の基礎の数の把握です。
問題作成にとりかかるまでの道のりは,まだまだ険しく,この段階では,まだ靴すら履いていない状態です。
とりあえず,今回はここまでです。
2010年7月11日日曜日
東京国際ブックフェア
先週金曜日,毎年恒例のブックフェアにいってきました。
気になるセミナーにも2本参加し,8時間じっくりとブックフェアを堪能し,そのあとの懇親会で3時間,そして新しく出会った人と帰りの電車でもご一緒し,刺激に満ちた12時間となりました。
しかしならが,会場は例年にないほど規模が大きく,忙しい昨今,1日しかスケジュールを空けられなかった今回においては,未消化に終わった感もありました。
時間に余裕をもって,2日間くらいは参加できるようにしたいものです。
さて,ブックフェアでは過去にお世話になった人や現在お世話になっている人と懐かしい話や情報交換ができたり,直接やっている仕事以外の面を知ったりということもありますが,それ以上に新しい人や情報との触れ合えることが最大の楽しみであります。
さまざまな刺激を受けることで,新しい仕事の可能性が頭の中を駆け巡り,その刺激が活力となります。
また,ブックフェアという場は,みんなが新しい人を受け入れようと心を開いているので,こちらも話をしやすいということもあり,話がはずみます。
今回お知り合いになれた方々との関係は大切にし,何かしらビジネスを行うことができれば最高です。
改訂期という教材業界特有の忙しい状況の波にもまれている毎日ですが,新しい風は受け流さずにしっかりと受け止め,仕事の可能性を広げていきたいものです。
気になるセミナーにも2本参加し,8時間じっくりとブックフェアを堪能し,そのあとの懇親会で3時間,そして新しく出会った人と帰りの電車でもご一緒し,刺激に満ちた12時間となりました。
しかしならが,会場は例年にないほど規模が大きく,忙しい昨今,1日しかスケジュールを空けられなかった今回においては,未消化に終わった感もありました。
時間に余裕をもって,2日間くらいは参加できるようにしたいものです。
さて,ブックフェアでは過去にお世話になった人や現在お世話になっている人と懐かしい話や情報交換ができたり,直接やっている仕事以外の面を知ったりということもありますが,それ以上に新しい人や情報との触れ合えることが最大の楽しみであります。
さまざまな刺激を受けることで,新しい仕事の可能性が頭の中を駆け巡り,その刺激が活力となります。
また,ブックフェアという場は,みんなが新しい人を受け入れようと心を開いているので,こちらも話をしやすいということもあり,話がはずみます。
今回お知り合いになれた方々との関係は大切にし,何かしらビジネスを行うことができれば最高です。
改訂期という教材業界特有の忙しい状況の波にもまれている毎日ですが,新しい風は受け流さずにしっかりと受け止め,仕事の可能性を広げていきたいものです。
2010年7月7日水曜日
MCBook
モリサワから,電子書籍用アプリの制作を可能とする「MCBook」を7月20日にリリースするとの,プレスリリースがありました。
InDesignからのEPUB書き出し等に関するフォントの埋め込みにおいて,そもそも埋め込めるのか,それ以前にライセンス契約上埋め込んでよいのかなど,疑問点がありました。
しかし,フォント会社であるモリサワから電子書籍用アプリ制作ソリューションが提供されることから,MCBookを使用すれば,少なくとも上記の問題はクリアできることになりそうです。
教材制作ではモリサワのフォントを使用する場面が多くありますので,既存のデザインを踏襲したまま電子書籍を検討していく際に,このMCBookが活用されるようになるかもしれません。
いずれにしても,これからもっと電子書籍用アプリ制作ソフトは,どんどん出てくることでしょう。
http://www.morisawa.co.jp/biz/news/20100707_01.html
InDesignからのEPUB書き出し等に関するフォントの埋め込みにおいて,そもそも埋め込めるのか,それ以前にライセンス契約上埋め込んでよいのかなど,疑問点がありました。
しかし,フォント会社であるモリサワから電子書籍用アプリ制作ソリューションが提供されることから,MCBookを使用すれば,少なくとも上記の問題はクリアできることになりそうです。
教材制作ではモリサワのフォントを使用する場面が多くありますので,既存のデザインを踏襲したまま電子書籍を検討していく際に,このMCBookが活用されるようになるかもしれません。
いずれにしても,これからもっと電子書籍用アプリ制作ソフトは,どんどん出てくることでしょう。
http://www.morisawa.co.jp/biz/news/20100707_01.html
2010年7月3日土曜日
成長点
以前,「最近は成長点という用語を使用しなくなった」という話をしました。
http://rika-kyozai.blogspot.com/2010/02/blog-post_05.html
なぜ使用しなくなったのかについて,「啓林館ユーザーの広場」のサイトの高校生物1改訂版の解説の中で触れられていましたので,ご紹介いたします。
http://www.keirinkan.com/kori/kori_biology/kori_biology_1_kaitei/contents/bi-1/1-bu/1-3-4.htm
教科書で使用されなくなった理由などは,指導書や教授資料,教科書会社のサイトなどで情報提供されていることが多いので,調べてみると知識が深まり,面白いです。
http://rika-kyozai.blogspot.com/2010/02/blog-post_05.html
なぜ使用しなくなったのかについて,「啓林館ユーザーの広場」のサイトの高校生物1改訂版の解説の中で触れられていましたので,ご紹介いたします。
http://www.keirinkan.com/kori/kori_biology/kori_biology_1_kaitei/contents/bi-1/1-bu/1-3-4.htm
教科書で使用されなくなった理由などは,指導書や教授資料,教科書会社のサイトなどで情報提供されていることが多いので,調べてみると知識が深まり,面白いです。
2010年7月2日金曜日
燃焼
用語に関する説明というのは,教科書や教材,参考書によって微妙に違います。
用語を覚えることが理科の本質だとは思いませんが,教科書・教材・参考書に記されている表現によって,同じ用語でも,その用語のもつ意味の印象が変わることもあります。
例えば,「燃焼」です。
・激しく熱や光を出しながら酸化する反応を燃焼という。
・熱や光を出しながら激しく酸化が進む反応を燃焼という。
前者は,「激しく」が「熱や光」にかかっていて,後者は「酸化が進む」にかかっています。
前者のほうは,マグネシウムが明るい光を出して酸化しているような場合を燃焼というような印象を受け,空気中でスチールウールが赤っぽく光りながら燃焼するのは,燃焼ではないような錯覚を受けそうです。
もちろん,空気中でのスチールウールの酸化も燃焼ですので,この感覚は間違いです。
そうなると,後者のほうであれば,「激しく」が「熱や光」にかかっていないので,空気中での赤っぽく光ながらスチールウールが酸化する場合も,違和感なく燃焼と受け取れそうです。
どちらの表現も間違いではありませんが,言葉の並びがちょっと違うだけで,大きく印象が変わる例でした。
用語を覚えることが理科の本質だとは思いませんが,教科書・教材・参考書に記されている表現によって,同じ用語でも,その用語のもつ意味の印象が変わることもあります。
例えば,「燃焼」です。
・激しく熱や光を出しながら酸化する反応を燃焼という。
・熱や光を出しながら激しく酸化が進む反応を燃焼という。
前者は,「激しく」が「熱や光」にかかっていて,後者は「酸化が進む」にかかっています。
前者のほうは,マグネシウムが明るい光を出して酸化しているような場合を燃焼というような印象を受け,空気中でスチールウールが赤っぽく光りながら燃焼するのは,燃焼ではないような錯覚を受けそうです。
もちろん,空気中でのスチールウールの酸化も燃焼ですので,この感覚は間違いです。
そうなると,後者のほうであれば,「激しく」が「熱や光」にかかっていないので,空気中での赤っぽく光ながらスチールウールが酸化する場合も,違和感なく燃焼と受け取れそうです。
どちらの表現も間違いではありませんが,言葉の並びがちょっと違うだけで,大きく印象が変わる例でした。
教育用タブレットPC
東芝とインテルが,共同で教育用タブレットPCを開発し,発表しました。
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2010_07/pr_j0101.htm
本格的に,教育産業へのタブレットPCの導入が進んできているようです。
さて,スペックを見てみて気になるのは,その重量でしょうか。
1.8kgもあります。
児童・生徒にとって,1.8kgものPCを自宅と学校で往復させるには,少々重すぎるでしょう。
とりあえずこの製品は,校内での持ち運びのみを前提に考えているようですが,総務省がすべての教科書をデジタルにと謳っている以上,これからは自宅学習でも使用することを考える必要が出てくるのだと思います。
しかし,コストのことを考えると,HDDをSSDに変えるのは少々厳しいかもしれません。
とはいっても,2015年にもなれば,SSDのコストもかなり下がっているとは思いますので,4年後には同じ価格で1kgを切るような教育用タブレットPCが出ている可能性は高いと思われます。
だからといって,教科書をすべてデジタルにするという考えは,個人的には好きにはなれません。
子供が小さいうち,できれば小学生のうちは,パソコンではなく,紙と実体験で学習して欲しいと考えます。
パソコンによる学習は,それからでも遅くないと思いますが,いかがでしょうか。
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2010_07/pr_j0101.htm
本格的に,教育産業へのタブレットPCの導入が進んできているようです。
さて,スペックを見てみて気になるのは,その重量でしょうか。
1.8kgもあります。
児童・生徒にとって,1.8kgものPCを自宅と学校で往復させるには,少々重すぎるでしょう。
とりあえずこの製品は,校内での持ち運びのみを前提に考えているようですが,総務省がすべての教科書をデジタルにと謳っている以上,これからは自宅学習でも使用することを考える必要が出てくるのだと思います。
しかし,コストのことを考えると,HDDをSSDに変えるのは少々厳しいかもしれません。
とはいっても,2015年にもなれば,SSDのコストもかなり下がっているとは思いますので,4年後には同じ価格で1kgを切るような教育用タブレットPCが出ている可能性は高いと思われます。
だからといって,教科書をすべてデジタルにするという考えは,個人的には好きにはなれません。
子供が小さいうち,できれば小学生のうちは,パソコンではなく,紙と実体験で学習して欲しいと考えます。
パソコンによる学習は,それからでも遅くないと思いますが,いかがでしょうか。
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