2010年7月17日土曜日

公立高校入試対策模擬試験(2)

県版模試について第2回目,STEP2です。

理科の入試問題を分析する上では,どのような問題が何問ずつ,出題されているかというのを把握するのは重要です。

・選択問題
・用語記述問題
・短文記述問題
・順番整序問題
・作図問題
・文章穴埋め問題
などなど,ほかにもあると思います。

また,それぞれについても,細かく分析する必要があります。

選択問題であれば,
・選択肢はいくつか。
・用語選択か短文選択か。
・用語選択の選択肢の中の傾向はどのようになっているのか。
 「上がった」「下がった」,「右回り」「左回り」などの単純なものなのか,すべての選択肢がまったく異なったものなのか。
・選択肢に理科以外の用語が扱われているのかいないのか,造語的なものが入っているのかいないのか。
・同じ学年内,分野内など,どのような範囲の中で選択肢が構成されているのか。
など,県ごとの入試を見ながら,選択肢の傾向を読み取る必要があります。

用語記述問題では,
・どの学年のどの分野・内容からの出題が多いのか。
・どのような場面で用語を聞いてくるのか,実験・観察問題等でも出題されるのかどうか。
など。

短文記述問題では,
・だいたい何文字くらいの解答を要求されているのか。
・用語説明的なものか,実験・観察における操作の意味的なものなのか,現象を説明させるものなのか。
・使用する用語を提示するのかしないのか,また提示する場合は1つなのか複数なのか。
・書き出しや書き終わりを指定することがあるのかないのか。
など。

順番整序では,
・どのようなものの順番整序なのか。
・実験の操作手順,事象の変化の順序など,どのような分野のどのような場面が多いのか。
・いくつくらいのものを並べ替えるのか。
・並べ替えは記号を使うのか数字を使うのか。
など。

作図問題では,
・どのような作図が出されているのか。表を読み取らせてグラフをかかせるものや,時間が経ったあとのようすをかかせるものなど,作図のパターンはどのようなものか。
・グラフ作図の場合は,数値・単位まで記させるのか。
など。

文章穴埋め問題では,
・穴はいくつあるのか。
・穴埋めは記述か選択か。選択なら語群があるのか,選択肢の傾向は。
・どのような分野のどような場面設定で出題されることが多いのか。
など。


とりあえず,上記に記したのは,分析する上でのほんの一部です。

実際は,入試問題と向き合いながら,気づいた傾向にあわせて過去3~5年分を分析する必要があります。

分析は慎重に,かつ丁寧に,なるべく多くの傾向を見つけることにエネルギーを注いでいきます。