8月10日に,東京のアルカディア市ヶ谷で,「第1回男女別学教育シンポジウム」がありました。
そのシンポについて,産経ニュースで取り上げられていたので,ご紹介いたします。
http://sankei.jp.msn.com/life/education/100815/edc1008152034007-n1.htm
このシンポは興味があったのですが,目先の仕事が忙しかったのと,休日に片道1時間半かけて行くことに少々二の足を踏んでしまったため,行くのをやめてしまいました。
さて,男女における理解度が数値的にどの程度違いがあるのかいうことまでは,この記事からはわかりませんが,やはり男女の理解度において,男性は理数的思考,女性は文学的思考が強いといえるのかもしれません。
そう考えると,理科の教材といっても,男性向けと女性向け・・・というか,理数思考的な人向けと文学思考的な人向けと,本当は分けたほうがよいのかもしれません。
以前,理系一般書の編集をしたときに,結論を数式で終える文章がいくつもありました。
私としては,その数式が,それまでの話の展開すべてを物語っている結論であり,大変わかりやすかったのですが,それを言葉で示してほしいと言われて,少々困ったことがあります。
理科の教材だからといって理数思考的な人向けに制作してしまうと,理科嫌いの子がさらに理科を嫌いになってしまうかもしれません。
中学というのは,理科を嫌いになる子が増える時期でもあります。
中学理科教材の制作に携わっている人には理数的思考の理系出身の方もいると思いますが,文学的思考の人でも理解できるような理科教材づくりも意識して,制作にあたったほうがよいと思います。