新学習指導要領で,固体・液体・気体の状態を粒子で表して学習するようになります。
この内容については移行措置で平成21年度から学習がすでに始まっていますが,念のため取り上げておきます。
固体⇒液体⇒気体となるにつれて,規則正しく並んでいた状態から粒子の運動が激しくなって,粒子間の距離が大きくなっていきます。
1年生で学習する内容であり,分子という言葉を用いないので大丈夫だとは思いますが,この粒子と分子をごちゃ混ぜにして扱ってしまわないように気をつけましょう。
特に水の場合は,状態変化で液体から固体になるときは,水素結合の関係で体積が増えます。
他の物質の状態変化とは事情が異なるため,水と粒子の状態を関係させたような問題は作成しないほうが無難です。