少し前の毎日小学生新聞に,断層と津波の話が載っていました。
毎日小学生新聞は,理科の知識を増やすという意味でも,なかなか役に立つ情報がありますし,大人でも楽しめる内容が多々あります。
そんな毎日小学生新聞に,海底で地震が起こったときの津波の起こり方について,記されていました。
地震などによって断層が形成されるとき,その断層には,正断層,逆断層,横ずれ断層があります。
正断層は引っ張る力によってできるので,地層がずり下がります。
海底で地層がずり下がれば,そこに海水が大きく入り込むので,最初は引き波が発生します。
対して逆断層は押し合う力によってできるので,地層がずり上がります。
海底で地層がずり上がれば,それが海水を大きく押し上げるので,押し波が発生します。
そして,ずり下がったりずり上がったりしない横ずれ断層では,海水の上下動が起こらないので,津波は発生しません。
海底で地震が起こると津波が発生すると中学理科では一言で言ってしまいますが,実際はこのように一言では言えないようです。
まだまだ勉強の足りなさを実感します。