2010年12月5日日曜日

図文字のQ数

教材では,図中に用いられる文字のことをネームといいます。

さて,そのネームのQ数は,本文Q数の2Q落ちにすることが多いのですが,その際に気になることが少しあります。

たとえば選択問題で,ア~エの選択肢がそれぞれ図のとき,「ア」「イ」「ウ」「エ」の文字をネームとみなすか,本文とみなすか。

本文とみなせば本文Q数ですし,ネームとみなせば2Q落とします。

個人的には,本文Q数にそろえます。

用語や文の選択肢の場合は本文Q数なのに,図になっただけで2Q落ちにするのは,大変違和感があるからです。

また,「図1」などの図番号。これを2Q落ちにするのか本文Q数にそろえるのか。

個人的には2Q落ちにしますが,なぜか「表」だけ本文Q数になっているという教材を見かけます。

「図」を2Q落ちにするのなら,「表」も2Q落ちにしたほうが,美しいと思います。

見栄えにこだわらない人は気にならないのかもしれませんが,教材は内容が大事である以上,その内容以外のところに違和感があったり,読みにくかったりというのは,個人的には受け入れられません。

使用者が中身に深く入り込みやすく,そして学習に身が入りやすくなるためにも,紙面上のレイアウト等にこだわりをもつのが,作り手の仕事の一つだと個人的には思っています。

小さなこだわりを大事にしたいものです。