図版を作成する際に,物体の移動前と移動後の図で,移動前を破線で表現し,移動後を実線で表現することがあると思います。
次のような感じです。
この移動前の破線で示した図で,角(コーナー)に線分がない(線と線の間の部分が来てしまっている)ことに,少々歯がゆさを覚えたことはないでしょうか。
次の図の,赤丸部分のような感じです。
これが,IllustratorCS5では,角(コーナー)に線分が来るような設定をすることができるようです。
次の図の,赤丸部分のような感じです。
理科の図では,座標位置というのを正確に示す必要があることも多くあります。
そのため,角(コーナー)に線分がないことで,ちょっと違和感のある図になってしまうこともありました。
IllustratorCS5でこの違和感を解決できるようになれば,ほんのちょっとではありますが,図の質が上がるようになるでしょう。
とはいっても,書籍となると印刷まで考えなければなりませんので,その際にいろいろとバージョン指定の問題などを受けます。
そのため,すぐにCS5が使えるかどうかは何とも言えませんが,いずれにしてもうれしいことです。
ちなみに,この情報のソースは,以下のサイトです。
DTP Transit
http://www.dtp-transit.jp/adobe/illustrator/post_1026.html