2009年10月18日日曜日

スクールニューディール政策

先週は仕事が忙しく,更新が滞ってしまいました。

関東に来て2年以上経ち,自宅から会社までの距離が遠いことにも慣れましたが,残業が多いときなどは,やはりプライベートの時間がなくなってしまうことが欠点ですね。

やはり,できれば通勤時間は1時間以内のところに引っ越したいものです。

とはいいつつも,関東で自家用車をもったまま,手ごろな家賃でそこそこ広いところを探すのはなかなか大変で,周りからは千葉に引っ越したらいいよと言われつつも,やはり少しでも故郷に近い,西側に住みたいのが心境です。


さて,そんなことは置いておいて,今日はスクールニューディール政策についてです。
先ほどNHK教育でICT授業のことを取り上げており,ふと話題にしようかと思った次第です。


スクールニューディール政策とは,国の政策の一環で,各学校の耐震化,エコ化,電子化をなどを図ろうというもので,その電子化の中に電子黒板を入れようというものがあります。
(詳しくは文部科学省のサイトなどをご覧ください)

このことに関して何か仕事としてできないかと以前から調べていたのですが,民間教育の図書教材制作と公教育の図書教材制作において,なかなか実現しがたい壁が多いことを実感していました。


さて,そんな愚痴は置いておいて,国が推奨している電子黒板に,パイオニア製のプラズマディスプレイの電子黒板があり,正直いかがなものかと個人的には考えております。

パイオニアがプラズマディスプレイ産業から撤退することで安く導入できるのではないかということで,このパイオニア製電子黒板の導入を推奨しているのかと勝手に想像していますが,より使いやすくより安価な電子黒板製品など,現在の市場にはほかにもいろいろとあります。

今年のブックフェアにもいろいろと出展されていましたし,検討の余地はまだまだあったのではと思います。

子どもたちの見易さや先生方の使い易さ,そして私たちの税金を有効に使っていただくという意味でも,安易にパイオニア製を推奨せずに,もっと市場の他の製品も選択肢に入れていただきたいなと感じました。

また,パイオニアがプラズマディスプレイから撤退したというのにそれを導入してしまったら,故障してしまったあとの修理はどうするのだろうか…と,普通の人なら考えそうなものです。


そんなことを思ったのも数ヶ月前の話ですが,技術は日々進歩し,電子黒板も少しずつ進歩しています。

将来的に図書教材がまったくなくなるとは思いませんが,図書教材だけの企画でやっていけるとも思えません。

スクールニューディール政策を機に,図書教材出版各社もいろいろと考えるようになっていくものと私は思っているのですが,まだまだ有用な話は聞こえてきません。

eラーニングが日本でなかなか広まらないように,日本の教育機関では授業に電子機器を使うことへの積極性が少ないのかもとも思えますが,もう少し世代が変わって電子機器に慣れた先生方が増えれば,一気に電子化が進むのかなとも思います。

そんなときに乗り遅れないように,日々情報を張っておく必要はあるのかなと感じる次第です。


まとまりのない話となりましたが,現在もパソコン教材やeラーニング教材,任天堂DSの教材など,電子機器を使った教材は増えつつありますが,将来的にはもっと様々な媒体での教材制作が増えていくことと思われます。

そのような制作にも対応できるように,日々情報収集は欠かせない時代となってきていると感じております。