フォントメーカーのモリサワのサイトに,「じょうずなワニのつかまえ方」というのがあります。
http://www.morisawa.co.jp/font/techo/crocodile/
上記URL中の説明文を引用すると,次のように書かれています。
引用ここから***
1986年『じょうずなワニのつかまえ方』(ダイヤグラムグループ著、バベル・インターナショナル訳)初版が、株式会社主婦の友社から出版されました。
「いまは無用の知識でもいつか必ず役に立つ!」という内容で、モリサワをはじめとする国内の主要なフォントベンダーのいろいろな書体を駆使し、項目ごとに書体・級数を変えて組んだ、文字の見本帳としての機能もありました。
現在、再編集され扶桑社文庫より文庫本が刊行されています。
この度、その『じょうずなワニのつかまえ方』があらゆるモリサワフォントを駆使して再編集されWeb初登場!
引用ここまで***
この「じょうずなワニのつかまえ方」を見ることで,モリサワのフォントの適当な使い方が見られます。
さて,この「じょうずなワニのつかまえ方」を見ると,ひらがなと漢字が違うフォントになっているものなど,一見面倒くさそうなことをしているなと感じるかもしれません。
しかし現在のDTPソフトではそのようなことは簡単で,InDesignでは合成フォントといって,「漢字は中ゴBBB,ひらがなはリュウミンR」などというように,フォントを組み合わせて「本文」などとフォントの組み合わせを設定することもできます。
以前わたしも,化学式などでは,数字はリュウミンM,アルファベットは中ゴBBBなどとして「化学式」フォントを設定して作業をしていたこともありました。
教材制作では内容が最も重要ですが,フォントへのこだわりをもつのも面白いかと思います。