2010年4月5日月曜日

デジタル教科書協議会

「2015年にすべての小中学生がデジタル教科書を持つ」という政府目標の実現を図るために,「デジタル教科書協議会(仮称)」というのが立ち上げられたようです。

具体的な活動内容は,以下の通りです。

デジタル教科書に関する課題整理,実証実験,普及啓発,政策提言等
1) デジタル教科書の要件の検討
2) ビジネスモデル、普及方策の検討
3) 実証実験の企画・実施
4) その他課題の整理・検討・提言

詳細は次のURLをご覧ください。
http://www.yougolab.jp/mpc/d-text1004.pdf

さて,2010年,2011年と小中の新学習指導要領の実施に伴って,教材出版社は多忙な2年間を過ごしている最中だと思います。

しかし,この政府目標の2015年のデジタル教科書というのが現実のものとなった場合,次の改訂期はどのようになっていくのか,想像ができません。

コンピュータ技術の進歩の速度はすさまじく,コンピュータを使った学習の普及が世界的に日本が遅れているとはいえ,今後4年というのは,過去の4年のスピードとは比べ物にならないくらい速いと思います。

4年後,本当にデジタル教科書が実現されていたとしたら,教材出版社どのように対応していったらよいのでしょうか。

4年後に紙の教材がなくなっているとは思えませんし,学習という面においても紙の教材は必要だと思います。

しかし,時代はデジタルも併用という流れになっています。

教材編集者も,しっかりそのような流れに順応していくことは必要だと思います。