理科教材に限らず,中学校の教科書や教材における横書きでは,句読点(、・。)ではなく,カンマ「,」と句点「。」を用いることが多いと思います。
どうして句読点ではなく,カンマと句点なのでしょうか。
このことについて,文化庁のサイト中の「国語表記の基準」に,以下のような文言がありました。
『句読点は,横書きでは「,」および「。」を用いる。
事物を列挙するときには「・」(なかてん)を用いることができる。』
公用文については,このようなルールがあるようです。
その流れを汲んでいるのかどうかは定かではありませんが,中学校の教材関係では,カンマと句点が使われているのかもしれません。
しかし,これが高校以上になってくると,カンマとピリオドを用いているものも見られるようになり,専門書になると,カンマとピリオド表記のものも多く見られるようになります。
もともと日本語は縦書きなので,横書きは英語と同じカンマとピリオドにするというルールなのかもしれません。
いずれにしても,詳細が知りたい方は調べてみてください。
さて,このカンマと句点なのですが,PCの日本語入力システムで基本設定することができます。
ときどき原稿で読点とカンマが混ざっているものを見かけますが,初期設定しておけばそんな間違いもなくなるでしょう。
次の画像は,MS IMEとGoogle日本語入力のプロパティです。
ATOKを私は使っていないので 画像は用意できませんが,おそらくできるはずです。
このように,PCの設定をちょっといじるだけで,ミスが少し減ると思います。
まだ設定されていない方は,試してみてはいかがでしょうか。