5月に入り,平成23年度から使用される小学校教科書の見本本(展示本)を見る機会が増えてきました。
さて,その新教科書について,学校図書の話題がasahi.comで取り上げられていました。
「RPG見たいな小学校教科書 バンダイナムコが共同制作」
http://www.asahi.com/national/update/0522/TKY201005220135.html
とのことです。
この話題を見る前に,学校図書の「学年目標ツリーハウス」を見たとき,「こんな方法もあるのか…」と思いつつ,「ちょっとごちゃごちゃしすぎて,見にくいのでは…」と少し思いました。
しかし,バンダイナムコが制作という情報を聞くと,「子ども視点では,こういうもののほうが面白いのかな…」と少し思わされました。
個人的にはテレビゲームもそんなにやらずに大きくなったせいか,テレビゲーム世代の感覚が少し弱いのかもしれません。
いまだに,ファミコンのドクターマリオやスーパーファミコンのマリオカートが大好きでやっているくらいですから…。
教材制作は,使用する世代が,「先生・講師」と「児童・生徒」という,対極を見据えて企画する必要があります。
デジタル教材などが増えてくれば,現状以上に,「いま」の子どもたちがどんな感覚を持っているかということを読み取る力は,もっと必要になりそうな気がします。
制作側が年齢を重ねていっても,教材を使用する世代は変わりません。
そのため,そのときどきの子どもがどんな感覚を持っているかということへの制作側の意識の対応は,決して忘れてはいけないことだなと,この記事を読んで感じました。