先週末,BOOKOFFを訪れて教育書関係の棚を物色していると,「なぜ私は業者テストをやめさせたのか」という書籍が目にとまりました。
著者は元埼玉県教育長の竹内克好氏です。
1993年3月30日発行なので,17年も前の書籍ですが,テスト等も制作している立ち場として,また,これから人の親になっていく身として,表紙に記された以下の文面にひかれて購入しました。
『とにかく親も問題だ。
学校や偏差値まかせで子どもが幸せになるか。
親の"下請けまかせ体質”をなくせば,かならず教育はよくなる。』
17年も前の書籍ですが,内容はかなり共感できるものばかりでした。
長時間通勤によって子どもとの時間が短くなるのは,教育上よくないと常日頃から感じています。
そうはいっても関東では,どうしてもベッドタウンでの生活にならざるを得ない状況におかれる人がほとんどで,みんな長時間通勤に耐えています。
編集という仕事も長時間労働になりやすい業種ですが,子どものことを思えば,ライフスタイルをいろいろと改めていかなければなと,考えさせられました。
また,教材を扱っている教材編集者が,教育の心をおろそかにしてはいけないと,改めて感じさせられました。