今回も入試での移行措置の取り扱いについてです。
先週末に鳥取県で公立高校入試が行われました。
21年度の移行措置は1年生と3年生であったため,22年度入試は3年生での移行措置が適応されます。
つまり,仕事・イオン・遺伝・月の4つの内容が移行措置で取り扱われる可能性があったわけです。
しかし鳥取では,1年生の移行措置内容である水圧が問題として取り扱われていました。
問題は次の通りです。
『空気の重さによって物体に圧力がはたらくように,水中では水の重さによって物体に圧力がはたらく。水中の物体にはたらく水による圧力のようすを表したものとして,最も適当なものを,次のア~エかひとつ選び,記号で答えなさい。ただし,図中の矢印は物体にはたらく水による圧力の向きを表し,矢印の長さは圧力の大きさを表しているものとする。
』
問題の冒頭に大気圧をからめていることから,応用問題として現行指導要領内と考えられなくもないですが,やはり少々微妙な感じもします。
指導要領内で指導要領外まで考察する新しい傾向の問題といったところでしょうか。