2010年3月8日月曜日

Wordで原稿執筆04:日本語と英数字の間隔

Wordで原稿執筆の第4回です。

今回は日本語と英数字の間隔についてです。

InDesign等のDTPで実際に組み付けるときに,日本語と英数字の間隔をどうするかは,各編集者やオペレーターの好みがあるでしょう。

しかし教材系で写研を経験してきた人であれば,比較的日本語と英数字の間のアキは0%であるものを,意識するしないに関わらず,美しい組付けだと思うような気がなんとなくします。

ただし,このときの英数字とはアルファベットなら2文字以上,数字なら2桁以上の場合を示しています。

1文字や1桁の場合は全角取りするので,この限りではありません。


日本語と英数字のアキが0%のとき,原稿用紙に手書きで原稿を書いていたときは,1マスに英数字を2文字書いていたと思います。

しかし,Wordの標準設定では,この原稿用紙のときと同じ文字数での原稿作成ができません。

なぜなら,日本語と英数字の間隔が,自動的に少し空く設定になっているからです。

そこで,その設定を外してしまいましょう。


「書式」メニューの「段落」を選択し,「体裁」タブを開きます。

すると,「文字幅と間隔」項目の中に,

 日本語と英字の間隔を自動調整する(E)
 日本語と数字の間隔を自動調整する(S)

の2つにチェックが入っていると思います。

このチェックを外します。



これで,日本語と英数字の間の空きがなくなりました。


どのように変わるかというと,次のようになります。

ちなみにこの文字列は,InDesignの合成フォント編集で用いられているサンプルです。


こちらがチェックの入った場合



こちらがチェックを取った場合



いかがでしょうか。だいぶ文字数が変わると思いませんか。