今回は日本語と英数字の間隔についてです。
InDesign等のDTPで実際に組み付けるときに,日本語と英数字の間隔をどうするかは,各編集者やオペレーターの好みがあるでしょう。
しかし教材系で写研を経験してきた人であれば,比較的日本語と英数字の間のアキは0%であるものを,意識するしないに関わらず,美しい組付けだと思うような気がなんとなくします。
ただし,このときの英数字とはアルファベットなら2文字以上,数字なら2桁以上の場合を示しています。
1文字や1桁の場合は全角取りするので,この限りではありません。
日本語と英数字のアキが0%のとき,原稿用紙に手書きで原稿を書いていたときは,1マスに英数字を2文字書いていたと思います。
しかし,Wordの標準設定では,この原稿用紙のときと同じ文字数での原稿作成ができません。
なぜなら,日本語と英数字の間隔が,自動的に少し空く設定になっているからです。
そこで,その設定を外してしまいましょう。
「書式」メニューの「段落」を選択し,「体裁」タブを開きます。
すると,「文字幅と間隔」項目の中に,
日本語と英字の間隔を自動調整する(E)
日本語と数字の間隔を自動調整する(S)
の2つにチェックが入っていると思います。
このチェックを外します。

これで,日本語と英数字の間の空きがなくなりました。
どのように変わるかというと,次のようになります。
ちなみにこの文字列は,InDesignの合成フォント編集で用いられているサンプルです。
こちらがチェックの入った場合

こちらがチェックを取った場合

いかがでしょうか。だいぶ文字数が変わると思いませんか。