地震の震度が,階級ごとにどれくらいであるかを体感や被害の状況などで解説したものに「震度階級関連解説表」があります。
この震度階級関連解説表は,平成8年に作成され,その後しばらく改訂されていなかったのですが,
『この表は、新しい事例や耐震性の向上等により、実状と合わなくなった場合には内容を変更することとしています。』
ということで,平成21年3月に改訂されていました。
震度階級と被害の関係に大きな変更はないようですが,次のような修正を行ったとのことです。
『○震度6強と震度7は強い揺れであり、人間の感覚では区別が困難なため、
人の体感・行動の事項では、震度6強と震度7の項を統合して記載。
○木造建物や鉄筋コンクリート造建物の状況は、耐震性の高低に応じて記載。
また、実際よりも大きな被害をイメージする用語が用いられていたことか
ら、誤解を与えないよう、実際の現象を適切に表す表現に変更。
○これまでの人の体感等に加え、社会的関心の高いライフライン・インフラ等、
超高層ビル等の大規模構造物への影響について記載。
○被害などの数量や程度を表す副詞・形容詞について、「かなり」、「多い」
など、人によりどちらが多いと感じるか異なる用語を避け、一般の理解が
共通している用語を使用。この場合においても、本資料で用いる際の一応
の目安としての意味を定義して使用。
○地震による被害は、地震動の振幅、周期及び継続時間の違い、対象となる
建物や構造物の耐震性等の違い、建物が建っている地盤の状況により
異なることを明記。
○今後5年程度で定期的に内容の点検を行う旨を明記。』
詳細は,以下をご確認ください。
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