2010年2月3日水曜日

震源距離と震度

先日の地震の話題に続けて,間違いやすい地震の内容についてです。

震源距離と初期微動継続時間は,大森公式 dkT からも比例していることがわかります。

この事実をもとに,2地点の地震計の記録を読み取って,地震の発生した時刻を求めたり,震源距離を求めたりといった問題が出題されます。

しかし,震度と震源距離は,必ずしも比例するとは限りません。

いっぱんに,小規模的な震度と震源距離の関係をみると,震源距離が遠いほうが震度が小さく,震源距離が近いほうが震度が大きくなります。

ただし,それは必ず比例しているというわけではなく,震源距離が近くても震度が小さかったり,震源距離が遠くても震度が大きかったりすることもあります。

それは,地震計が置かれた環境であったり,地盤のかたさであったりといった,地震そのもの以外のものが震度には影響するからです。

そのため,震源距離と震度の関係を用いた問題というのは,正確には答えられない(正しくない)ということになります。

いっけん正しそうにみえてしまうため校正漏れしそうになりますので,注意が必要です。