音の周波数を視覚的に見るために,オシロスコープを用います。
そのときの音を出すのに用いられるのは,主に音叉です。
しかし教科書では,音を出す道具として,音叉のほかにモノコードも出てきます。
でも必ず,入試や模試,テストなどにおけるオシロスコープでの測定での設定では,音叉が用いられてます。
これにはしっかりとした理由があります。
それは,モノコードによる音の波形が,音叉による音の波形に比べて,規則正しく出ないためです。
ためしに,フリーソフトを使用して,どのような波形になるか見てみましょう。
といっても,音叉もモノコードもないので,輪ゴムを用いてつくった簡易モノコードで測定しました。
このように,よく入試や模試,テストなどで見かけるきれいな波形は,モノコードでは表現できません。
そのため,音叉が用いられているのだと思われます。
作問をする際は,このような事実も知った上で,条件設定をしなければなりません。