2010年2月11日木曜日

モノコードとオシロスコープ

音の周波数を視覚的に見るために,オシロスコープを用います。

そのときの音を出すのに用いられるのは,主に音叉です。

しかし教科書では,音を出す道具として,音叉のほかにモノコードも出てきます。

でも必ず,入試や模試,テストなどにおけるオシロスコープでの測定での設定では,音叉が用いられてます。

これにはしっかりとした理由があります。

それは,モノコードによる音の波形が,音叉による音の波形に比べて,規則正しく出ないためです。


ためしに,フリーソフトを使用して,どのような波形になるか見てみましょう。

といっても,音叉もモノコードもないので,輪ゴムを用いてつくった簡易モノコードで測定しました。



このように,よく入試や模試,テストなどで見かけるきれいな波形は,モノコードでは表現できません。

そのため,音叉が用いられているのだと思われます。

作問をする際は,このような事実も知った上で,条件設定をしなければなりません。