2010年2月25日木曜日

マグニチュード

『マグニチュードが1大きくなると,エネルギーが約32倍大きくなる』と,教科書では記されています。

ただし,大日本図書の教科書では“約”の字が入っていません。

マグニチュードが1大きくなると,正確には10√10倍=31.622…倍,エネルギーが大きくなります。

そのため,忘れずに“約”をつけなければなりません。

しかし,マグニチュードが2大きくなったときは,エネルギーは1000倍大きくなり,“約”は必要ありません。


Wikipediaには,次のように記されています。

『地震が発するエネルギーの大きさをE(単位:J(ジュール))、マグニチュードをMとすると

  log10E = 4.8 + 1.5M

という関係がある。』


これに,数値を当てはめて計算していくと,

 M4のとき,E=6.3095734448×1010
 M5のとき,E=1.995262314969×1012
 M6のとき,E=6.3095734448020×1014

となり,マグニチュードが2大きくなると,エネルギーが1000倍になることがわかります。

軽く知っておくとよいかもしれません。