『マグニチュードが1大きくなると,エネルギーが約32倍大きくなる』と,教科書では記されています。
ただし,大日本図書の教科書では“約”の字が入っていません。
マグニチュードが1大きくなると,正確には10√10倍=31.622…倍,エネルギーが大きくなります。
そのため,忘れずに“約”をつけなければなりません。
しかし,マグニチュードが2大きくなったときは,エネルギーは1000倍大きくなり,“約”は必要ありません。
Wikipediaには,次のように記されています。
『地震が発するエネルギーの大きさをE(単位:J(ジュール))、マグニチュードをMとすると
log10E = 4.8 + 1.5M
という関係がある。』
これに,数値を当てはめて計算していくと,
M4のとき,E=6.3095734448×1010
M5のとき,E=1.995262314969×1012
M6のとき,E=6.3095734448020×1014
となり,マグニチュードが2大きくなると,エネルギーが1000倍になることがわかります。
軽く知っておくとよいかもしれません。